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キムの日記

金融教育と本と日常

book.苦しかったときの話をしようか 森岡毅

 

 

もはやお金のブログではなくなりつつありますが…

 

さっき読み終わった本を忘れないうちに整理したいと思います。

 

 

 

 

まず森岡さんは、USJを700万人の集客から1500万人まで伸ばした立役者なんですよね。ご自身のマーケティングノウハウを元に起業もされています。(株式会社「刀」っていうみたいです。いかつい…!)

 

この本は、就職活動を控えた「やりたいことが分からない」大学生の娘さんにキャリア選択の一助になれば、と書き溜めたものを書籍化したものです。

もうこの時点でいいお父さんです…

 

それではざっくりですがまとめていきます。

 

はじめに1章では、自分の軸を持つことの大切さを説いています。なぜ大切かーそれは「最も自分に向いていない職(会社)を避けるため」である、と。

また、それ以外は全部正解だ!とも言っています。

 

 

2章では、世界の秘密(資本主義)について述べています。

森岡さん曰く、資本主義とは、「サラリーマンを働かせて、資本家が儲ける構造」であり、日本の教育システムは、サラリーマンを大量生産していると書かれています。

資本主義について、詳しく学ばないまま大人になっている人が多く、喜んでサラリーマンをやっている人間があまりに多い、と。

もちろん最初から資本家になんてなれませんが、こういった「社会の構造」を頭にいれた上でサラリーマンをやるべきだ、と森岡さんは述べています。

サラリーマンの最高所得税は50%なのに汗一つ流さない株式投資家の配当税は20%という事実が資本主義の構造を表していますよね。

 

また、どのような会社に入ればいいか?との答えとして私が衝撃を受けたのは、「もし君が安定したいのであれば、今の大企業に入るのではなく、将来の大企業に入らねばならない」と述べていたことです。今の大企業が10年後も大企業かといえば、決してそうではないだろうし、今は小さいけど将来大企業になるような会社と共に成長出来たら、きっと自分の成長も質と量の観点から見て、キャリアが豊かになるというのは、その通りだなと思いました。私がなんとなくベンチャー企業の方が魅力を感じてしまうのは、自分が成長できるようなワクワク感をどこかで感じるからかな、と思います。

 

3章では自分の強みの見つけ方について書いています。

人をTの人(考えるのが好き)、Cの人(人と話すことが好き)、Lの人(何かを達成することが好き)の3種類に分けて職の向き、不向きについて述べてあります。どうやってこの属性を知るかは、自分が好きな「行動(動詞)」を50個書き出すことで分かります。

まだ私は書いていませんが、L 属性ではないかなと思っています。

 

 

4章は、自分自身のマーケティングについてです。森岡さんは、「My brand」を作ることを勧めています。「My brand」とは、簡単に言えば「自分はこういう人」を自身で演じ(?)、周りに「あの人はこういう人だから、しょうがないよね」と思わせるようにすることです。いちいち議論できないような場合に「My brand」を設定しているとうまくいくことが多いようです。「My brand」3つの利点は本書に載っています。

この考え方も初めて出会ったので衝撃でした!

 

5章は本書のタイトルである苦しかったときの話です。これ、ほんとに衝撃です。

P&G時代の話なのですが、アメリカでのエピソードが衝撃でした。(ネタバレになるので書きません)

 

 

最後に、私がとても勇気づけられたのが「友達はいなくてもいい。目的を追求するなら、君にもいつかきっと、手を取り合って目的を追う本当の‛仲間’ができるだろう。」という言葉です。大学生に入って昔からの友人を除き、あまり心から通じ合えるような友達には出会えずにいたのが悩みでしたが、上辺で気を遣うよりいっそいない方が楽だと気付かせてくれ、肯定してもらった感じがしました。

 

 

最近読んだ本たくさんあるのでまた時間があれば書きます。

 

ちなみに私は明日からGWです。良い休日を過ごせるといいな~

 

 

 

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